パナレーサー
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悔しさから
勝つ気持ち
試練
変わらない事と変わっていく事

チームとともに…
自分を知る事
今まで、そして今年
これからの自分
2006年を闘う選手達
世代を超えて
説けない謎、解けない魅力
三年間の想い
ふたたび北の大地へ

自分探しの度
「限界」との闘い
良い環境と見えない責任
心機一転
4月25日 絶対なんてなくなくな〜い?
4月1日 自分で考える
2月23日 車輪の上
1月28日 2005年を闘う選手たち
12月22日Give & Take
11月26日“学んだこと”
10月29日“エリート1年目の生活”
9月24日“桃源郷”
8月25日号“U23 最後の全日本”
6月23日号“ROUTINE(ルーティーン)”
5月27日号“生きがい”
4月号以前 >>

沖縄で怪我を負ってからもうすぐ一年が経つ。今まで生きてきた中で、あれほどの大きな怪我は初めての経験だった。去年の「ツールドおきなわ」は大会史上初の雨。

そんな中で行われたレースは、やはり落車が頻繁に起きていた。140キロ付近のトンネルの中で4〜50人の集団落車が発生。その中に自分も巻き込まれた。暗く氷の様に滑る路面上で逃げ場もなく、自分からコケた感じだった。起き上がって自転車に跨ろうとすると背中に激痛が走り、自転車にしがみついて立ってるのがやっとの状態。深呼吸しても全く意味がない。

レースはそこでリタイアとなり、救急車で病院へと搬送された。病院に到着し、レントゲン検査を受けると、第一腰椎の圧迫骨折と医師に告げられる。言われた時には?マークがたくさん頭に浮かんだ。その後、1〜2ヶ月入院と言われた瞬間、今度は頭の中が真っ白になった。「ここで1〜2ヶ月って・・・」結局、沖縄での長期入院はなんとか回避し、自宅近くの病院に搬送されて少しは安心したものの、毎日寝たきりの状態で何もできず、苦痛の生活をしばらく送った。「おおきな怪我をした後は強くなるから」と周りの人に励まされたりもしたが、その時の自分は、あまり前向きな事を考えることができなかった。それでも、「アームストロングやパンターニもそうだった」と、自分の中でポジティブに考えるように毎日戦っていた。

何も出来ない自分に腹を立てながらも、体は少しづつ言うことを聞いてくれるようになり、とうとう歩けるようにまで回復した。久しぶりに歩いた時には、あまりにも感動していろんな人に電話しまくった。「これでやっとみんなと同じ生活ができる!」前向きな気持ちが戻ったと思えたが、現実はそんなに甘くはなかった。普通の生活をするだけでもめまいを起こし15分と歩けない。こんなのは想像もしていなかった。自転車に乗りたいという気持ちが焦りに変わる。辛いリハビリを毎日こなし、ただただその日1日を過ごした。ようやく自転車に乗れるようになったのは怪我をしてから2ヵ月半も経ってからだった。その後、徐々に運動強度を上げ、順調に練習をこなしてきたように感じていたが、知らず知らずのうちに焦っていたようで、疲れが取れない程に疲労困憊してしまう。全てがうまくいかない・・・

みんなが順調にシーズンインする中で、自分ひとりだけ取り残された感覚が焦りに繋がる。焦るなと言われると人間は余計焦るもので、自分は自分となかなか割り切れないつらい時期だった。レースに出ても、思っていた以上に体は衰えていてリタイアばかりが続く。それでも、目の前に一つ一つ小さな目標を作って走ることで、
小さな達成感を得ながらなんとか頑張れるようになった。目標を持つことで自分にプレッシャーを与えながら走る事が大切だと感じた。今まではなんとなくばかりで、目標持って走る事がなかった。そんな自分が変われた瞬間だったかもしれない。

月日が過ぎていくにつれて、体調も精神面も良くなってくる。レースの目標も高くなり完走から順位を上げることに変わった。毎日が徐々に充実してきて、ますます自転車に乗ることが楽しくなる。自分の中ではリハビリの頃から「ツールド北海道に出て去年のような走りをする」というのが理想的なカムバックのシナリオだった。それまでに自分のできることは全てやっておく。しかし、いざ出場が決まると、1年ぶりのステージレースということもありメチャクチャ不安になる。腰はもつか、最後まで走れるか、仕事はできるか…本当に不安はたくさんあった。それでも、走っていくにつれて感覚を取り戻し、チームの一員として勝負に絡む仕事をする事ができた。

自分自身はまだアシストとしての走りだったが、少しだけ新しい何かをつかんだ気がする。怪我という転機は、自分に多くの事を教えてくれた。今までの自分にはなかった攻めるという姿勢。乗れば乗るだけ自信にも繋がるということが分かった。
今はまだ、成績という結果は残していないけれど、今後、この怪我という貴重な体験が、自分をより大きくしてくれると信じている。

歴史とともに
22th Azerbaijan Tour Etape 5
All for One, One for All
出来る日が来ると信じて・・・
優勝
モトコップ
ツールド熊野
実業団のレース
「初めてのステージレース」
「タイムトライアル」
「楽し苦しく by 増田成幸」
「原点回帰〜」
長かったようで短かった2年間
悔しさから
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