パナレーサー
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22th Azerbaijan Tour Etape 5
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9月24日“桃源郷”
8月25日号“U23 最後の全日本”
6月23日号“ROUTINE(ルーティーン)”
5月27日号“生きがい”
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自転車に乗り続けるのが簡単なことかと言うとそうじゃない。
簡単なんだけど難しい。

自転車競技を始めたきっかけは、ツール・ド・フランスの映像を見たこと。
俺の夢はヨーロッパでプロのロードレーサーになることだった。
それは中学生の頃からずっと。
朝起きてから晩に寝るまで、一日中自転車のことばかり考えていた。
なにも見えていなかったけれど、とにかくヨーロッパでプロに、そしてツール・ド・フランスや、多くの海外主要レースで互角に戦い暴れてみたいと思っていた。
漠然と大人になってもレーサーでいたいと思ったが、何歳まで乗るのかなんて考えたこともなかった。
ただ、同じように今の年齢である37歳になっても現役として走っているとも想像していなかった。

夢を見ているときは夢だけを見つめている。
年をとっていくことへの実感もないし、実は今でもあまり感じていない。
中学生の頃と同じであまり何も分かっちゃいない。
ただ、ふとしたことで、夢だけでなく現実を見てしまう。
そうすると簡単に進んでいたことが大変に感じる。
人生経験を重ねるごとに、いろいろな「しがらみ」も出てくるし、昔みたいに24時間常にサイクリストって生活も不可能だ。
急な用事で練習も満足に出来なかったりする。

今に至るまで何度も夢を諦めかけたことがあったし、
サイクリストという生活を軸にすることに難しさを感じて、
全て辞めてしまおうと思ったことはそれこそ何度もある。
しかし、結局一度も辞めていない。

それは俺自身、心底自転車競技が好きだし、誰に命令されて乗っているわけでもないからだ。

俺が好きで乗ってるから。
夢というものは見るものじゃなく、実現して夢を掴むものだと信じているからだ。
難しく考える必要はない。
何も難しくはない、簡単なことだ。
アマチュアでのオランダ時代にお金が底をついたとき、
プロで成績が残せなかったとき、
ヨーロッパで契約を破棄されたとき・・・

何度となく続けることに迷いがあった。
苦しくなると、高校を卒業してすぐに何も考えずオランダへと旅立ち、そして初めて降り立ったアムステルダムの肌に突き刺さるような冷たく尖った北風を思い出す。
そしてオランダの青く澄んだ空に白く大きな雲がすごいスピードで流れていく景色を思い出す。

なんてキレイでダイナミックなんだ。

自転車に乗っているからこそあの景色を目にしていた。
何も迷うことはない。
ペダルを踏み続ければいい・・・

今でも迷いがあるときは、ふと空を見るときがある。
この空はオランダのあの青い空に繋がっているはずだ・・・

あと何年自転車に乗りますか?
よく聞かれる質問だ。
自分ではまだよく分からない。
肉体的にはまったく衰えたと言う感覚はないし、
逆に向上している部分もあるほどだ。

ただ昔のように何歳まで走り続けているのか想像もつかないと言うようなことはない。
それは自分の中で少しずつだが見えてきている。
それでも高いモチベーションでレースに参加しているのは、
まだまだ夢を実現していきたいと思っているから。
昔と同じ夢を見ているわけじゃないが、今でも夢を信じて走っている。

だからこそ、これからも走り続けようと思う。

プロフィール

三船 雅彦 選手

〜チームキャプテン〜
ヨーロッパで、ジュニア、エリート、プロと9年間走り、素晴らしいリザルトを数多く残す。'05年は、実業団レースシリーズで3勝を挙げ、その存在感を余すことなく見せ付けた。レースに臨む集中力と気迫は、チームメイトに本場の厳しさを伝えたに違いない。今季もキャプテンを務める。
 
タイヤは・・・
03年からPanaracerとパートナーを組む
「MIYATA SUBARU レーシングチーム」。
使用するタイヤは
Panaracerストラディアス エクストリーム バリアントEVO2」。

ミヤタスバルレーシングチーム
HP

www.miyata-subaru.com