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| プロフィール |
田中秀宏 氏
親は九州出身ながら、本人は守口生まれの門真育ちというコテコテ北河内人間。
中学生の頃から写真をはじめ、気が着いたら写真専門学校、新聞社の写真部、フリーのカメラマンという道を歩む。撮影ジャンルは自動車、スポーツ、ポートレート、自転車etc...と何でも撮るが、仕事となると自動車が多くなるのが、ちょっと悲しい今日この頃。
こんな僕は変わらず競技指向ゼロ。ストイックに乗るより楽しく乗りたいのです。
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「田中君、ちょっと助けて!」
多忙なレースカメラマン“Yさん”からのこの電話が、僕の自転車撮影デビューのきっかけでした。
Yさんは自動車レースのカメラマンでありながら、趣味でもある自転車の撮影もこなす写真業界の先輩。“ツール・ド・フランス”のテレビ観戦程度の知識しかない僕に、『自転車はオモシロイぞ〜』と、いつも誘ってくれるのでした。
Yさんのようにレースカメラマンではないけれど、僕の仕事も8割近くが“自動車”の撮影。BS“ロードマン”に乗った中学生時代から「ちょっと自転車好き」ではありましたが、“自転車”の撮影とは無縁でした。
そんなYさんの“代打”で、MTBの原形「ゲ−リーフィッシャー“クランカー”」を撮影したのが僕の初めての自転車撮影。自動車でいうところの“改造車”にあたるクランカーですが、“悪”をまったく感じられず、とても楽しい撮影だったと記憶しています。爆音も汚れた排ガスも出ない改造車ですから当然なんでしょうけど。
その後もYさんの代打で自転車の撮影をする機会に恵まれ、気が付くと「どっぷり自転車好き」に。今ではMTB、ロードバイク、フォールディングバイクと3台も所有するまでになりました。我ながら恐ろしい所有欲です。
自転車にハマるにつれて他人の自転車が気になるようになり、商売柄なのか乗っている人まで気になってしまう始末。そんなこんなで、被写体としての自動車と自転車の共通点や違いなんかも少しずつ見えてきました。
自動車と自転車で共通して言えるのは、競技車であれ、街乗り車であれ、メーカーが本気で作っているモノは魅力があってとても絵になること。
逆に自転車が自動車と違うのは、パーツ類も乗っている人の姿もマル見えなので、それなりの状態でないと、写真を撮る側からすればとても厄介だと言うこと。幸いなことに、パーツ類は「もっと見せたい!」と思うほどに美しくデザインされたモノが多く、撮る側からは感謝したいほどなのですが・・・
そんな自転車撮影の中でも“アーバン”ジャンルのシーンとなると、決まった服装が無いだけに撮影のややこしさや難しさは東京の地下鉄級?!
技術的には競技撮影の方が難しいんでしょうけど、競技撮影の場合、選手はちゃんとしたジャージやヘルメット、サングラス等で“武装”しているので、見た目に全く問題がありません。でも、僕が主に撮影している街乗りの人達は服装が様々なのでちょっと大変。『その服装ダサイから着替えて』なんてことは決して言えませんからね。
せっかく“カッコイイ自転車”に乗っていても、乗り手が冴えないカッコじゃ絵にならないし、なんとなく自転車もかわいそうです。メンテナンスが完璧になったら、その次は“それなり”の服装で自転車に乗ってほしい。きっと表情も良くなって、写真写りだって5割り増しくらい良くなるはずです。
自転車も自動車も「乗って楽しい」が最重要だと思いますが、街で乗るならファッションの一部と考えるのもいいんじゃないでしょうか。
そんな風に思う“なんちゃって”自転車カメラマンでした。

「ストイックに乗るより楽しく乗りたい」が信条の田中氏。
ブロンプトンは01年に購入。この調子だと来年はリカンベントか? |
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