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| プロフィール |
白石真悟(しらいし しんご)
02シーズンはシリーズランキング3位、アジア選手権2位、
世界選手権日本代表、と大活躍したMTB選手。
ビールと自転車をこよなく愛する大阪大学サイクリング部の4回生。
来春は(株)シマノに入社が決まっており、
今後も自転車の楽しさを伝えていく道を進む。
白石真悟のHP |
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表彰台に上がる選手として
注目されるようになった
「レーサー」白石。 |
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ツーリングで自転車を
“楽しむ”
「チャリダー」白石。 |
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2002年は、彼にとって波乱万丈の年であったといえるだろう。多くの人の注目を浴び、開設当初1日30アクセス程しかなかった彼のホームページは、誰が宣伝したわけでもなくアクセス数が約10倍にもなった。多くの人が彼の行動に目をとめ、話しかけるようになったにもかかわらず、彼は流されることなく自分の道を歩み続けた。
そんな彼はレーサーであることを拒んでいた。彼が大学入学した時に選んだのはサイクリング部。レーサー班があったにもかかわらずツアー班に所属し、サイクリング部の仲間とともにテントや、飯盒、鍋などを満載したマウンテンバイクに乗って、様々なところに旅をした。時には一人で四国・お遍路の廃道をさまよい、時にはみんなで夜中の登山道を自転車を担いで峠越えをし、時には満天の星空を見ながら朝まで酒を飲み明かしたりもした。
まさしくその姿は「チャリダ−」といえるだろう。そんな一面を持ちながらも、
彼はレーサーとして有名になった。今年の活躍を見れば一目瞭然である。
ただ、多くのトップライダーと違うのは、就職を控えた大学4年生ということ。
就職をすれば、今のように自由気侭に走り回ることはできないだろう。
彼は自分が思うように走れないことに不安を感じながら、今年限りで自転車競技を
辞めることを決意した。この成績を残しながらまだ21歳。競技を始めてわずか3年。
早すぎる引退。多くの人がそう思ったに違いない。
彼は自ら引退を「覚悟」することにより、自分自身を追い詰め、
何かを成し遂げたという達成感を味わいたかったのだ。人は皆、達成感を求めながら
生きているように思う。いい大学に入学していい企業に就職することだったり、
お金を稼ぎ欲しいものを買うことだったり。そういった達成感を味わうには、
少なからず何かを犠牲にしないといけない。遊ぶ時間を削って勉強する時間を作ることだったり、
嫌な仕事でも引き受けることだったり。彼は、マウンテンバイクのレースで表彰台に立つという
達成感を味わうために、多くの時間を費やした。
どれくらい、自らを犠牲にして時間を費やしただろうか?寒い雪の降る冬でも、
梅雨の雨の中でも走り続け、莫大な時間を自転車の上で過ごしたのだから苦痛だったに違いない。
しかし彼は違っていた。レーサーとして自転車に乗りはじめたのではなく、
サイクリング部で自転車に乗る楽しさを知った彼にとって、練習に行くことは、少なからず
知らない土地に足を運ぶことだったのだ。「1日1日変わる景色」昨日と今日ではすくなからず
景色が違うし、同じ場所でも季節が変わると雰囲気が変わる。「知らない場所に行くという探究心」
自分のなかで道が繋がっていき地図が広がっていく快感を味わえる。
「いつも通っている道で発見する新しいもの」周りを見渡しながら走っていると、
ふと景色の良いところを発見したり、きれいな草木を発見したりする。彼にとって練習とは、
自転車での小さな冒険だったのである。
波乱万丈の一年を過ごした彼だが、変わったのは周りの環境だけではない。
「楽しませてもらう、楽しむ、楽しませる」これは、彼が2002年の中で変わっていった気持ちだ。
自分ひとりで自転車に乗ることによって自転車に楽しませてもらっている彼がいた。
自転車に乗って楽しむことを一生懸命アピールする彼がいた。そして今、楽しませることを
考えている彼がいる。レーサーでなく、大学生、そして社会人を選んだ彼にとって、「楽しさ」こそ
追求するものであったのだ。その過程で、速く走ることも楽しさの一部だったに違いない。
速く走ることによって少しでも有名になれたら、多くの人に影響を与える機会が増えるだろうから。
しかし、そんな楽しさを信じてやまない彼にも不安はあった。
彼は自分の予想以上にちょっとした有名人になってしまった。多くの人から注目され、期待される。
注目、期待をされることはすごく幸せである反面、少なからずプレッシャーになる。
期待というプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、今ある環境を楽しむことで、
彼は自身のバイタリティーに変えていったのだ。些細なことからでも、動かないと何も変わらない。
大きな野望を胸に秘め、彼は自分でできる範囲で少しずつ前進を始めた。
そんな彼が、自分自身、白石真悟であることに気が付いたとき、少し驚きを覚える。
白石真悟の成長速度に自分自身がついていかないことが多い。
一人の自転車好きの大学生としての自分と、マウンテンバイクのレースでちょっとした有名人の自分。
こんな二人が自分の中で共存している。そんな二人の共通点は自転車乗り。
「チャリダー」とレーサー。自分はずっと「チャリダー」でいたいと思っている。
そんな自分のモットーです。
「道」…自分自身との対談の中で
この道はどこに向かっているのだろうか
近道より遠回りのほうがいいのだろうか
この道は正しいのだろうか
正しいかどうかなんて誰にもわからないけど
自分の信じた道を進みます
悩み、考え、納得し、妥協せず、後悔することなく
今自分にできる限りで楽しみながら
自分の選んだ道を進んでいきたい
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