I−nacの講師になったきっかけは、ヘッドコーチの鈴木雷太氏、柳原康弘氏と、JMAからの推薦があったからです。返事を出すまで短い期間でしたが、色々と悩みました。やれる力と可能性があるならやるべきだって、ある人に言われて納得し、嫁さんも付いてきてくれることで、思い切って転職しました。
マウンテンバイクを乗り始めて約15年になりますが、そのうちレース暦は12年。一昨年前にレース活動終了後も、大会運営や、コースデザイン、初心者向けのスクールを本業とは別にやってきました。結婚して3年が過ぎた昨年の11月に、愛でたく長女が誕生し、レースを辞めて落ち着くかな?と思っていたら、以前にも増して人生忙しくなってきました。春先に愛知から新潟に引越して、また新たな人との出会いがあり、新しいことの連続です。
I−nacには大きく分けると、自然環境学科とアスリート学科があり、自分はアスリート学科のMTB専攻というクラスの講師として勤務しています。
学生はというと、基本的にシーズン中は日々のトレーニングをしつつJシリーズを転戦し、国内トップのエリートクラスに上がり、そしてプロライダーを目指します。1日中走っているわけではないので、パソコンや英会話、トレーニング理論などの様々な授業があり学生の可能性は広がっていきます。
そして将来、プロライダーとしてやっていく以外に、イベントや競技の企画運営、若手の育成、ショップオーナーなど業界に携わり、動ける人材に育てていきます。
校舎内にはスポーツジムが有り、オフシーズンは基本的なトレーニングを主にやっていきます。妙高という豪雪地帯ということを利用して、クロカンスキーなどの、マウンテンバイク以外のスポーツを取り入れていく予定です。しかしながら、ダートを走ることも重要なので、雪の無い所への合宿も予定しています。
私がこの学校を通して伝えたいこと。それは、幅広い視野と柔軟な思考で物事を見ることができ、人のつながりを大切にし、きちんとした挨拶ができる、礼儀のある人間であるべきだということ。今はそういった人が少ないです。
MTBのプロを目指すわけですが、レースで結果を出すことはもちろんですけれど、ただ速いだけのライダーではなく、人々に感動を与えるような走りやサービス精神、そして大会運営サイトの事情も理解し、協力できる考えを持ってもらいたいのです。
そのうえで、将来ライダーとして続けて行くなり、業界や運営サイトに携わっていくなり、更には、自分が後継者を育てていくといった形がとれれば、MTBスポーツがもっと盛んになっていくと思っています。
「やりたい事だけやっていればいいや」と言った考えは、趣味の世界でやっていればよいことで、プロとしてやっていくのなら、自分が頑張って結果を出すことによって人々に感動を与え、それが自分にとって喜びや満足になる、という考えのできる人になって欲しいですね。そのためには辛いことがたくさんあります、それを乗り切る精神力も併せ持っていかなければなりません。
先日の全日本選手権DHジュニアクラスで、I−nacの学生がみごと優勝!
ですが、それに甘んじることなく、学生達には夢を持って未来を背負っていってもらいたいですね。そしてその手助けをすることが、今の私の仕事であり、生きがいの一つでもあります。
選手最後のシーズンとなった02年瀬名でのレース。
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| プロフィール |
| 今田大三 氏 33歳
JMAインストラクター、JCF公認審判員、自動車整備士の資格も持つ。現在は妙高村にある、国際アウトドア専門学校の常勤講師。新井市在住。
マウンテンバイクに出会ったのは18歳。10年間DHエリートライダーとして走り、一昨年前に一線を退く。最終2002の戦歴 最高位4位 ランキング9位。
レーサー兼テストライダー。その他に、大会運営、コースデザイン、初心者のスクール等幅広くこなす。趣味は魚釣り、ファンスキー、フリーライド、散歩。子供がうまれてからは、育児に専念?
国際アウトドア専門学校
(I-nac)HP
URL:http://www.nsg.gr.jp/i-nac/
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