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Wheel Talk

はじめまして、杉原卓磨です。2007年3月に国際アウトドア専門学校卒業後、私はマッサージができるプロメカニックを目指してイタリアで修行しています。
2007年の3月末から9月中旬まではイタリアのコンチネンタルチーム「Cinelli ENDEKA OPD」で活動しました。初めての海外・飛行機・トランジット、初めての事ばかりで不安と期待の中イタリアに行きました。最初の1ヶ月は言葉も全く解らず文化の違いや習慣に戸惑っていました。その時はなぜ?なんで?と頭の中に?が浮かぶ事が多数ありました。専門学校を卒業してから私は2回に渡りイタリアに行きました。その他レースで5ヶ国(スロベニア・クロアチア・オーストリア・フランス・スペイン)にも行きました。

[ロード VS マウンテンバイク]

一回目行った時、私はマウンテンバイク?ロード?と迷っていました。なぜなら、自転車=マウンテンバイクと思って学んでいたからです。なので、マウンテンバイクのメカニックをやりたい気持がありました。その時は考え色々な人に相談しました。しかし、ロード業界の方がシステムもしっかりしていて、監督・メカニック・マッサージャーと仕事も分業制です。なによりマンンテンバイクとの違いはレース数が多いのです。なので、今、仕事として考えるならロード業界と言う答えに行き着きました。なにより現在は、私を育ててくれる大門宏さんがいます。そんな幸せな環境がイタリアにある。チャンスを活かすのも自分自身、ロードから学ぶ事は沢山ある。好きな事をするには、まず一人前にイタリア語が話せる用になってからと思いました。今はロードで基礎を学ぼうと思います。

[マッサージャーVSメカニック]

2回目行った時の私はメカニックをやりたいのに、イタリアに来てからマッサージャーとして活動している事に不安を抱いていた時もありました。メカニックの修行は何時できるのかな? でも実際は始まっています。イタリアに居て活動している事が全てに措いて修行です。今は言葉も話せない私がメカニックをできるわけもありません。今は言葉を覚える事、チームメイトから信頼を得ることが大切だと思っています。それを全てできるのはマッサージャーです。なので、マッサージを日本で勉強していて良かったです。一年目の私にとって適任な任務でした。レースではマッサージャーとしてレースに連れて行って貰えています。レースの無い日は倉庫でメカニックの仕事をさせて貰っています。そこでは、車輪・自転車・チームカーの洗車をしています。どれも数が多いので、経験が積めます。5ヶ月で車輪の洗った本数は何百本?車を洗ったのは何十回?と思うほど洗いました。洗う事から学んだ事は多数ありました。車輪や自転車も只洗うのではなく、タイヤの亀裂がないか?フレーム・パーツに異常がないか確認しながら洗う事。メカニックにとって基本となる洗車を経験できました。数をこなすことが多いので、洗い方を工夫して、色々な観点から物を見る事、毎回同じ作業だけど毎回やり方を変えて自分なりの良い方法を見つける事など学びました。なので、マッサージャーと同時進行でメカニックの下積みも学べました。

[進境の変化]

イタリアに住んで居ると日本に居る時よりも自分の時間を持つ事ができます。そんな時は本を読んでいます。学生時代は本に興味を示さなかったのに、イタリアに来てから徐々に本の魅力や本から学ぶ事もできると気づきました。なので、最近は趣味になりつつある読書、単行本・文庫本など合わせて五冊ほど読みました。家に居る時、時間があるので、ついつい家の掃除をします。イタリアに来て最初の頃は一週間毎に掃除当番が決まっていましたが、レースや帰国する選手などで、上手く行かず結局掃除当番は廃止になりました。それからは誰も自ら家を掃除しませんでした。私はみかねて掃除をするようになったのですが、その時は、何となく掃除を始めたのですが、汚れている個所を見つけると見逃す事ができずついつい余計に掃除をしてしまします。職業病?と思ったりもしました。でもこれが私の長所だと思います。練習から帰って来た選手は家が奇麗になっているので喜んでくれていると思います。なので、やりがいがあります。1回目私がイタリアに来た頃、選手は文句を言ったり、からかったりしていたのですが、最近私が家を掃除するようになってから、私に対する態度などが変わってきたと思います。何より、自分自身がイタリア生活を楽しんでいます。

[夢があるから今がある]

2007年シーズンはマッサージャーとして活動しました。言葉を覚える事、イタリアの生活環境に慣れる事、ロードレースを学ぶ事など色々な面から日本では経験できない様々な事を学びました。何よりイタリアに行った事で世界が広がりました。今までは日本だけしか知らなかったのですが、海外に行った事で、日本で考えていた事などは、小さな事だったと思えるようにもなりました。それ以外に海外に居たら、考え・学び、今まで以上にポジティブになりました。自分を客観的に捉える様にもなりました。そして、イタリア・ヨーロッパのレースに行って日本のレースとの違いを知りました。その中でも印象的なのは応援する人の数です。スタート地点・補給地点・コース・ゴール地点には常に人が大勢います。ヨーロッパのレースを見ているうちに私の夢も明確になってきました。日本に居たころは、プロメカニックになるのが夢・目標みたいな感じだったのが、それは通過点になりました。そして、今の夢は日本で自転車競技を普及させる事です。その為にも、イタリア・ヨーロッパの自転車文化を学んでいきたいと思います。まだまだ未熟者ですが、マッサージができるプロメカニックを目指して頑張ります。

ホイールトーク
友達になったLampreのパオロ選手と。

プロフィール

杉原“takuman”卓磨 氏

1985年大阪府に生まれる。小・中・高時代はプロ野球選手に憧れ、野球一筋の生活を送る。その後、中学3年の時に買ったマウンテンバイクの影響を受けて、国際アウトドア専門学校に入学する。そして、マウンテンバイク・シクロクロスの選手として活動する。在学中には世界リンパ整体師・手当療法師・マウンテンバイクB級インストラクターなどを取得する。卒業後はマッサージができるプロメカニックを目指して、現在イタリアのプロチームで修行する。

趣味
・マウンテンバイク
・日本で自転車競技を普及させる事

杉原“takuman”卓磨氏ブログ
 
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